複数のサラ金を利用してしまったときの対処法

複数のサラ金を利用してしまったときの対処法

便利で気軽、それゆえにサラ金では使いすぎるという心配があります。
大手サラ金では返済方法だけではなく借入方法も豊富に用意されているため、24時間いつでも何らかの方法を使えば借入ができるほどです。

 

もし、複数の借入になり返済が困難になったときにはどうなるのでしょうか?

 

なぜ借入先を増やすのか

サラ金の借入は便利です。
専用ATMはもちろんのこと、提携ATM、店頭窓口、振り込みキャッシングなど多様な方法が用意されています。
返済シミュレーションなどを活用し、返済計画を立てながら順調に返済ができていれば問題はないでしょう。

 

しかし便利すぎるがゆえに借りすぎてしまうケースは残念ながら少なくありません。

 

与えられた融資限度額も満額まで借入をしてしまえばどうなるでしょうか?
ついてしまった癖は直すことは難しいものです。
「借りるという癖」これは簡単に直ることはありません。
さほどの緊急性がないものでも借入をしてしまう、欲しいものの我慢ができなくなる、財布に大金が入っていなければ不安になる。
借りる癖がついてしまうと債務が増える一方です。
ところが融資限度額満額になるまでその状況に気がつかないこともあります。
取引履歴や利用明細書で常に状況を確認していればわかることではあるものの、便利すぎる借入によってそれは「サラ金から借りているお金」ではなく「自分のお金」として錯覚を起こしてしまうものです。

 

融資限度額満額まで借入をすると、新しい借入先を探すでしょう。
つまり、貸してくれる先を探すということです。

 

2社、3社と借入先が増え、4社、5社となったときにはサラ金の審査に通らなくなるでしょう。

 

 

注意!
多重債務を防ぐためには借入件数は1社にすることが大切です。
融資限度額以上の借入が必要になったときには新しい借入先を見つけるのではなく借入件数を1社にしたまま増額の選択を考えてみましょう。


 

債務整理は早急すぎる決断

貸金業法では、債務者が債務の整理を弁護士などに依頼しサラ金にその通達があった場合には督促を続けることを禁止しています。
つまり、債務整理を行うとその日から督促が行われることがなくなります。

 

複数の借入があり返済に困窮しているのであればそれがどれほど魅力的に感じることでしょう。
一刻も早くこの状況から脱出したい、その気持ちが強くなることはよくわかります。

 

債務整理には4種類があり、自由に選択することはできません。
借入状況や収入などに見合った債務整理を行うこととなります。

 

  方法 特徴 信用情報機関の保有期間 官報掲載
任意整理 債権者と交渉し、返済額や債務自体を見直す 過払い金返還請求も行う 5年程度 ×
毎月の返済額が軽減されることがある
特定調停 簡易裁判所で調整委員のもと、債務者と債権者が減額と分割払いを交渉 過払い金があっても調停の手続き内では返還請求できない 5年程度 ×
個人再生 裁判所に申し立てて債務の減額を行い残りを原則3年以内に完済する 住宅ローン以外の債務が5千万円以下であることが条件 最長10年
住宅を手放さずに債務の整理ができる
自己破産 裁判所に破産申し立てをして借金を免除 破産手続き開始決定後から免責までの間、職業の資格が制限される 最長10年
高額な資産は換金して返済に充てられる
債務の原因がギャンブルの場合、自己破産が認められない

 

いずれの場合も個人で行うことは安全な策ではありません。
弁護士などに依頼をすることが賢明となるでしょう。
私たちはサラ金業者との交渉の舞台に慣れているものではありません。
交渉に長けている専門の弁護士に依頼するとよいでしょう。

 

ただし、ご覧になってもわかるように個人信用情報機関に長い年月保有される情報となります。
債務整理を行ったという履歴はいわゆるブラックの扱いです。
その情報が残っている間は、サラ金を利用するのはもちろんのこと、クレジットカードや携帯電話の契約すらも行うことはできません。
申し込みをすることはできます。
しかし、審査に通ることはないということです。

 

現在の状況を明確にする5つの項目

複数の借入が重なったとき、真っ先に行うべきことがあります。
現在の借入状況を明確にすること
それが最優先です。

 

毎月何度も訪れる返済日に慌て、流されるように、追い立てられるように返済をしていることでしょう。
現在の状況がどのようになっているのか明確に答えることはできないものです。

 

まずは現在の状況を整理します。

 

  • 借入件数
  • 各社の適用金利
  • 各社の返済日
  • 各社の返済額と内訳(元金充当額と利息)
  • 各社の借入残高

 

最低限この5つの項目を確認しましょう。

 

借入や返済時にATMから発行される利用明細書を確認することもできます。
また利用明細書に詳細が記載されていなければ、会員ページにある取引明細でもよいでしょう。
詳しいことがわからない場合にはサラ金に直接問い合わせをすることで間違いのない状況が確認できます。

 

 

コツ!
なぜ状況を整理するのか、それは、債務状況を確認し適切な今後の対処法を見つけるためです。
混乱しているだけで一本化をすると返済がしやすくなる場合もあります。
適用金利が利息制限法以上となっており過払い金が発生している可能性があります。
やはり返済が困難であり債務整理を検討しなければならない可能性があります。
それらの状況を判断することができるのは、状況を明確にしたときです。


 

サラ金の借入は一本化することで簡潔になる

複数のサラ金からの借入は一本化することで返済がしやすくなることが多くあります。
借入件数が1社だったときのことを思い出してみましょう。
返済日も、返済額も、そして金利による利息も覚えていたはずです。

 

ところがこれが2社に増えたことから返済が混乱し始めます。
借入件数を1社に戻すことで利息を考えて返済ができていた状態に戻すことができるでしょう。

 

銀行カードローンでのおまとめ

総量規制のように借入金額を法律によって制限されていない銀行カードローンではおまとめのための専用ローンはありません。
しかし、通常のカードローンが資金使途自由となっているため、その範囲でおまとめをすることができます。

通常のカードローンとしての審査が行われるため借入件数が多い、借入金額が多いことは有利な条件ではありません。

 

サラ金のおまとめローン

大手サラ金では総量規制の例外となるおまとめローンが用意されています。
金利はフリーキャッシングと変わりありませんが、借金を一本にまとめるという目的は達成できるでしょう。

サラ金のおまとめローンは返済専用となっています。
他社からの借入金額を1社にまとめて後は返済するだけです。
追加融資を行うことができないため確実に返済をするという意識が必要でしょう。