サラ金の滞納で口座が差し押さえされる!!

サラ金の滞納で口座が差し押さえされる!!

「サラ金の返済が遅れている、このままでは銀行の預金口座が差し押さえされてしまうのだろうか?」

 

借金の返済が遅れてしまう事情は人それぞれです。しかしその結果、郵便局や銀行の預金が差し押さえされてしまっては、今後の生活も成り立たなくなり、返済どころではなくなるかもしれません。

 

果たしてサラ金の滞納は、即口座の差し押さえにつながるのでしょうか。

 

まずは「給料の差し押さえ」!!

サラ金からの返済が長期間滞納した場合、サラ金会社も何らかの対抗手段を講じることになります。その際、一般的に行われるのが「給料の差し押さえ」です。

 

申込の際には、必ず勤務先を申告する必要があります。サラ金の利用には勤務先からの安定した収入が前提ですので、サラ金会社としても勤務先からの給料を差し押さえるのが一番手っ取り早い回収手段なのです。

 

差し押さえが行われる際には、裁判所から勤務先に「差押命令」という書類が発送されます。

 

当然、勤務先に通知が届くことで必然的にサラ金を利用しており、その返済が滞納していることがバレてしまいます。

 

但し、差し押さえが出来る給料の割合は決まっており、その4分の1を越えてはいけないとなっています。(民事執行法152条1項2号)

 

口座の差し押さえはどうか。

そもそも滞納している方の預金口座には、お金があまり入っていない場合が多いので、サラ金会社としては一般的な回収方法とはいえません。

 

それでも、訴訟により郵便局や銀行の口座が差し押さえされることもあります。

 

サラ金会社に対する返済口座となっている口座に対してはもちろん、サラ金会社の独自の調査により、他金融機関、他支店の預金口座も差し押さえされることもあります。

 

 

以前では各金融機関の名寄せ(同一利用者に対する管理システム)が不十分であったり、同じ金融機関でも差押が複数の支店に及んだ場合、どの支店の預金が優先するのかで対応が複雑になるという事情から、支店を特定しなければ裁判所が有効な差押えとして認めることができませんでした。


 

しかし、ペイオフが完全実施され「名寄せ」は全ての金融機関で完了しています(完了しているはずです)。

 

またコンピューターシステムの管理態勢が飛躍的に進歩したことから「支店番号順とする」といった優先順位さえ示せば対象金融機関全店の預金を対象とする差押を認める事例も出始めています。

 

ちなみにゆうちょ銀行は貯金の管理を貯金事務センター単位で行っているために貯金事務センターで特定されることになります。

 

どこまで特定すれば差押を認めるかという問題は、取扱裁判所の判断に委ねられますが、裁判手続きになった場合、預金口座も差し押さえされる可能性があると考えておきましょう。

 

当然、差し押さえられた場合は、預金額を全額押さえられてしまうので預金を下ろすことは原則できなくなります。

 

さらに、差し押さえられた口座が給与振込口座だった場合、勤務先からの給与振込みがあっても、引き出すことができません。それ以前に給料の差し押さえが実施されているでしょうが、それでも今後の生活に支障が出るのが必至です。

 

このような事態に陥る前に、サラ金の借入が返済できなくなった場合は、早めに担当者と相談するようにしましょう。